項目とシステム仕様

文化遺産オンラインは、日本にある文化遺産情報のポータルサイトとしてスタートしています。そのため、作品情報は比較的シンプルな構成となっています。以下では、文化遺産オンラインにおける作品、画像、参加館などの情報(文化遺産情報)のデータ項目等について紹介します。

作品情報について

文化遺産オンラインにおける作品情報の記述形式は、文字情報と画像情報のふたつの要素から構成されています。文字情報は、さらに表示用のテキストと検索用のメタデータから構成され、それぞれ細分化された項目を備えています。文字情報のうち表示用の項目は、タイトルや作者、技法・材質・構造などで、検索用のメタデータ項目は、分野、時代、地域、指定区分、年代です。管理ツールの作品登録画面では、左側に表示用項目を、右側に検索用メタデータ項目を並べています。

表示用のテキストは、キャプションとして再構成され作品詳細ページに表示されます。表示用項目のうち記載があるものを決まった順番で表示されていて、記載のない項目は上詰めでレイアウトされます。 一方、検索用のメタデータが登録されている作品は、トップページの「時代から探す」や「分野から探す」などの入り口からたどることができます。その他に、指定区分や年代などのメタデータが登録されていれば、「条件から探す」の指定区分検索などの対象となります。

文化遺産オンラインには、いくつかの場面で連想検索を活用しています。例えば作品詳細ページの下方に関連5作品が表示されるのも、連想検索によるものです。連想検索とは、作品情報のタイトルや解説文中に現れる単語の重なり度合いから、ある作品に関連すると思われる他の作品を求める検索方式です。文化遺産オンラインでは、国立情報学研究所が開発した連想検索エンジン「GETAssoc」が用いられています。

一般に文字情報の多い作品は、他の作品と共通の単語を持つ割合が高くなります。そのため、まとまった文章を登録できる「解説文」項目等の有効活用により、関連作品として他の作品とともに表示される機会を増やすことも可能です。

作品情報項目一覧 (PDF:1頁 92KB)

画像情報について

文化遺産オンラインの作品詳細画面には、その作品の代表画像が表示されます。画像の標準サイズは長辺300ピクセルで、登録画像のサイズによりその他に600ピクセルと900ピクセルの拡大画像が表示されます。ただし1200ピクセル以上の画像が登録された場合、高精細ビューアーを利用することで高精細な画像を公開できます。また画像が複数ある場合にはサムネールのリストが表示されます。

これらの画像情報は、メタデータおよび画像ファイルから構成されています。画像ファイルはjpegフォーマットのものを元画像として登録可能で、登録時にシステム側で決まったサイズにそれぞれリサイズして作成します。メタデータは画像管理用です。画像元ファイル名と、その画像がひもづく作品の文化遺産IDのペアが、最低限必要な情報です。メタデータを適切に設定することによって、例えばひとつの作品に複数の画像を対応づけることもできます。

画像のメタデータでは画像ごとのキャプションを登録することもできますが、この項目は現在のところ公開サービスでは表示されません。画像データベースとしての性格を備えている文化遺産オンラインとしては、将来的にこのメタデータの拡充および公開サービスでの活用もひとつの課題です。

館情報について

参加館そのものの基本情報です。作品情報を登録するためには、まずこちらの館情報を登録する必要があります。項目は、名称、種別、所在地のほか、展示施設等がある場合は、開館時間や交通案内を登録することができます。

これらの情報による館ごとの紹介ページ(館詳細ページ)へは、公開サイトでは「美術館・博物館を探す」あるいは「都道府県別一覧」のページからたどることができます。作品情報の登録がある場合は、館詳細ページに「作品一覧」へのリンクが表示されますので、館のご案内と合わせて代表作品を文化遺産オンライン上で紹介することもできます。